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焙り【あぶり】
焼成の初期の過程。この過程(300℃〜600℃)で素地中の結合水の放出、有機物の燃焼、炭酸塩の分解などがあるので、熱の上昇はゆっくり行う必要がある。
アプライト【あぷらいと】
長石と石英を主成分とする、細粒緻密な長石。低火度で焼成する陶器の、素地原料として使用されている。
飴釉【あめゆう】
透明釉に鉄(またはマンガン)を加えたもので、酸化炎で焼成すると飴色に発色する。
陶石【とうせき】
単独で陶磁器ができる石を一般に陶石という。主成分は石英で、粘土、セリサイト、長石などを含んでいる。天草陶石(熊本県)、伊予陶石(愛媛県)、神岡陶石(岐阜県)などがあり、代表的によく言われる天草陶石は熊本県天草郡下村の西北端の海岸付近から採れる石。可朔性がありアルカリや珪酸を適度に含むので、単味で磁土となりうる。また、釉としても使用される。
アルミナ【あるみな】
酸化アルミニウムのことで。分子式はAl2O3 α、β、γなど型はいろいろある。強化磁器には普通α-Al2O3(コランダム)が使用されている。ボーキサイトからバイヤー法にて作られる。比重3.95。
鋳込成型【いこみせいけい】
石膏で作られた鋳込型の中に、解膠剤で泥上にした泥漿を流し込み、石膏のもつ吸水性を利用した成形法。曲げ強度試験(素材強度)のための試験片作りはおの方法にて製作される。
糸底【いとぞこ】
焼糸じりともいい、器物の底に糸切りの跡が残っているもので、糸切り底ともいう。茶入れなどの底に残されているのをよく見かける。
井戸茶碗【いどちゃわん】
李朝初期に作られたと言われている抹茶碗で、ろくろが強く残っていて、朝顔形をし、竹の節高台、ビワ色釉で底部にカイラギがあるもの。
色釉【いろぐすり】
金属酸化物(コバルト、銅、鉄、マンガン等)をいれ、その呈色反応を利用して発色するように調合された釉薬。
インチン【いんちん】
影青と書く。青白磁のこと。透明釉のなかに微量の酸化鉄、珪酸鉄を調合し、還元焼成されてわずかに青く発色したもの。
イングレーズ【いんぐれーず】
施釉焼成された磁器食器の釉薬表面に、主に転写紙に印刷された絵画を転写・貼り付けし、釉薬表面が溶解する温度域(1,200℃くらい)を通すことによって絵具を釉薬層内に含浸させる絵付け法。この絵付け技法を用いれば、釉薬層内に絵具が浸透しているため絵具に含まれている鉛・カドミウムは出ない。
上絵付け【うええつけ】
施釉焼成された陶磁器の上に施された装飾のこと。色鍋島、柿右衛門、九谷など和絵具で加飾され赤松、染錦などといわれるものと、洋絵具を使用するものがある。一般的には洋絵具が用いられている。上絵付け法では絵付け温度が800℃くらいと低く、釉薬層が溶解せずに絵具を焼き付けるだけなので、絵具に含まれる鉛・カドミウムは若干でも発生する。
絵付【えつけ】
陶磁器の釉下または釉上に彩画して装飾すること。染付などは下絵付、釉上に施すものを上絵付けという。
織部【おりべ】
桃山時代の茶人、古田織部の好みにより焼かれたといわれる美濃の陶器で、色釉、文様、形状にモダンで複雑な技巧を凝らしているのが特徴。黒織部、青織部、絵織部などがある。
織部釉【おりべゆう】
透明釉に酸化銅を3〜5%加え、酸化焔の高火度により深緑色の発色をする釉薬のこと。
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