奈良時代に製作され、「美濃」の印の入った「美濃刻印須恵器」は、岐阜市歴史博物館で常設展示されています。
鎌倉・室町時代には、山茶碗に加え、古瀬戸・灰釉と鉄釉などが焼かれるようになります。室町時代後期には、「大窯」と呼ばれる単室の窯の使用が始まりました。
このころの製陶の中心的生産の場となったのが、現在の土岐市でした。
江戸時代中期末までは、美濃窯の焼き物は、一種類の粘土を使った陶器質の物が主でしたが、幕末には原料に粘土のほか、「長石」「珪石」を混ぜた、磁器の生産がはじまります。
そのような過程を経て現在、美濃焼は日本一の生産量を誇り、和食器の全国生産の60%以上を生産する陶磁器を生産しています。